さあ始めましょう 2011年4月 本版のCATAIR資料が以前の全ての版のそれに取って代わる。 「全般的構成」 税関・貿易業界(間)自動インタフェース要件(CATAIR)は手軽に素早く参照で きるようにテーマ別に章のインデックス[タブ]を用いて纏められている。各章は入力 及び出力トランザクション、訂正又は更新、及び疑問についてできる限りの引用文を含 む。各章はその独自の章の目次、そしてそれはその章内の表題を一覧表示したも の、を有する。 各レコードは読み易い図表形式で1頁以上に渡って書かれているので、各レコードが そっくりそのまま見せられる。(その1つの)レコード全体が前の頁に戻って参照 しなくても開いた頁の一面で見られる。当該レコードのすぐ後に全ての説明のため の注が続く。 1つ以上の自動通商システム(ACS)モジュールに適用できる一般的な参考資料は補 遺に含まれる。表題の中には有効な、地域/地区/通関地の符号、申告種類符号、 輸送方式符号、国符号、一般的な省略形及び関税計算式が含まれる。良くある誤 りとそれらの可能な解決策もまた補遺に提示されている。 本章の’さあ始めましょう’は本(CATAIR)資料の構成及び書式に関する詳細 な説明を提供する。 「序章」 本(CATAIR)資料の最初の3章[編]は背景若しくは説明情報を含み、レコードの 識別子を含まない。これらの章は緒言、さあ始めよう、及び要件である。 「章の構成」 本(CATAIR)資料の各章は特定のACS処理に関連し、かつ、4つの基本的な項を 含む。それらは: ●章の内容 ●導入テキスト ●レコードのレイアウト ●説明のための注(必要に応じて) 章の内容は章に含まれる全てのレコードの識別子、レコードの説明、及び話題を一覧 表示する。導入テキストは前述の章の内容に従い、章の情報の概観を提供する。個々 のレコードのレイアウトは前述の導入テキストに従う。特定のレコードに関する説明のための注 は前述のレコードのレイアウトに従う。幾つかの章は手持ちの参考用としてレコードのレイアウト に関するコメント又はメモを書き込むために使用できる利用者用メモ頁を含む。 レコードのレイアウトはレコードの識別子、データ要素、そのデータ要素の長さ及びクラス、桁数、 状態(必須、条件付又は随意かどうか)、及びデータ要素の簡単な説明から成る。 当該レコードのレイアウトの後にレコード中のデータ要素に関する注釈が続く。この取り決 めにより頁をめくらずにレコードをそっくりそのまま見ることを可能とする。レコード のレイアウトに使用されるデータ要素及び状態コードが以下に記載されている。 「データ要素」 データ要素の記述子は次の如く定義される: コード 説 明 A そのデータ要素はアルファベット[英字]のみである。 AN そのデータ要素は英数字のみである。 C そのデータ要素は特殊文字(制御文字等)である。 N そのデータ要素は数字のみである。 X そのデータ要素は英数字又は特殊文字である。 全てのデータ要素は固定長形式である。もし、全桁が埋められないならその書式 設定規則は次の通り: コード 説 明 A 左寄せ空白[スペース]埋め。 AN 左寄せ空白[スペース]埋め。 C 左寄せ空白[スペース]埋め。 N 右寄せ0[ゼロ]埋め。 X 左寄せ空白[スペース]埋め。 「注」:もし、フィールドに挿入するデータがないなら、空白埋め。 「状態コード」 状態コードは必ず適切なデータが送信されるようにするのに重要である。それら コードは指示があった若しくはエラーが生じた場合に使用されなければならない。 コード 説 明 M 必須のデータ要素;常に存在しなければならない。 O 随意のデータ要素;もし可能ならばデータを生成する。 C 条件付のデータ要素;その状況により正当化されるならデータが 提供される。 「注」:起りうる状況の数の(多すぎる)せいで、それらをここに含める積りは ない。大抵の要素及びレコードの条件付状態とは、そのデータが全ての申告種類 若しくは実行される関数に必要とは限らないが、しかし、大抵の要素及び関 数に必要なことを言う。例えば、例え輸送方式がその他大抵の申告種類に必 要(必須)としても、輸送方式は外国貿易地域内消費申請(06型)には必要な い、だから、それは”条件付”と記載される。多数の申告種類に必要な最終 荷受人に関しては、それは”条件付”と記載される、何故なら、それ(最終 荷受人)は一時的輸入税関担保(TIB)、略式通関申告、及びその他に必要で ないから。各要素の必須又は条件付状態を決定するために、申告用紙記入に ついての最新の合衆国・税関国境警備局(CBP)の使用説明書を参照のこと。 「ページ番号の付け方」 ACSのモジュール又は処理に関する各章[編]に3文字コードが割当てられており、そ のコードがその題目を識別[特定]する。例えば、APLは業務処理統制の章を表し、 CRLは貨物引渡しの章を表し、及びENSは通関概要の章を表す。 各章[編]の頁は参照しやすいように及び資料の更新の必要性に配慮して独立 に番号を振ってある。頁番号の書式はAAA-NNである。最初の3桁は3文字コードで、 そしてそれは章[編]を特定する。次の1又は2桁はその章内で連続した番号で ある。 例えば、業務処理統制の章[編]はAPL-1からAPL-18まで番号が振ってある。 通関概要の章[編]はENS-1からENS-96まで番号が振ってある。 「中扉(各章の前に区切りとして付ける扉)」 使用者が特定の章[編]を速く捜し出す手助けをするために、章の名称を含む インデックス[タブ]が本資料の各章を区切っている。 「更新」 本(CATAIR)資料に対する変更の公告は、それらが(統合)貨物システムメッセージサービ ス(CSMS)経由で起れば直に公布される。CSMSメッセージについての追加[付加]情報 は税関国境警備局(CBP)の公開ウエッブサイトhttp://www.cbp.gov/で見つけられる。 [原文]Getting Started