(報道発表)直ちに発表のため              産業安全保障局

        2009年8月14日(金)                      広報業務室

                                     TEL 202-482-2721

 

   ノース・カロライナ州を拠点とする半導体技術の

  製造業者は輸出違反と虚偽供述での告発を解決した

 

                              

ワシントンD.C.発---商務省の産業安全保障局(BIS)は、ノースカロライナ州

グリーンズボロにあるRFマイクロデバイス、法人(RFMD)が輸出管理規則(EAR)に

違反してスペクトラム拡散モデムを中華人民共和国へ輸出したとされる疑惑を解

決するために19万ドルの民事罰を支払うことに合意したと本日発表した。

 

RFMD社は高性能半導体部品を設計・製造する会社であるが、自発的にこれら

の違反を公表した。それに加えて、BISは、違反があった時点で輸出規制の遵

守に責任を有したRFMD社支配人のキャロル ウィルキンズが、同社の調査の

過程においてBIS特別捜査官に虚偽の及び誤解を招くような供述をしたために

総額1万5千ドルの民事罰を支払うことに合意したと本日発表した。

 

”最新技術水準の微小機器の違法な船積みは重大な国家安全保障上の懸念事項で

ある”と輸出執行担当商務次官補代行であるケビン デリ・コリは言った。また、

”その上、自発的に違反を公開する会社は真実で完全な情報を調査官に提供しな

ければならない。自分勝手な、虚偽の若しくは誤解を招くような供述は単に企業

の信頼性を一層損なう働きをするだけである”と言った。



その疑惑には、輸出管理分類番号5A001に分類され、国家安全保障を理由に

規制されるスペクトラム拡散モデムを、そのスペクトラム拡散モデムに関連して

規則違反が起っている、将に起ろうとしている、若しくは起こそうとしているこ

とを承知の上で中華人民共和国へ無許可で輸出したとされる14件を含む。その

上に、BISはRFMD社が荷送人の輸出申告書(SEDs)の提出に関連して13回

に渡り虚偽の若しくは誤解を招くような供述をしたと主張した。その違反は2002

年と2003年に起った。



BISは併せて、2004年にキャロル ウィルキンズがBISのRFMD社調査の

過程において虚偽の若しくは誤解を招くような供述をしたと主張した。具体的に

言うと、外部の輸出管理相談員はRFMD社の製品は同社がその製品を売買又は

販売する如何なる地域に対しても輸出規制されていないことを確認しているとウ

ィルキンズがBISの調査官に告げたことを申立て書に明記した。実は、ウィル

キンズは特定のRFMD社製品は通商管理リストに属し、これらの製品は輸出許

可を必要とする旨繰り返し助言されていたとBISは主張した。



次官補代行のケビン デリ・コリは本件処理におけるその目覚しい仕事について、

BISのワシントン出張所を称賛した。

 

BISは、規制理由が国家安全保障、ミサイル技術、核不拡散、化学生物兵器不

拡散、犯罪規制、地域の安定及び外交政策である軍民両用の貨物、技術、及びソ

フトウェアの輸出並びに再輸出を規制している。輸出管理規則違反のために刑事

罰及び行政制裁が課せられることがある。詳しくは、www.bis.doc.govをご覧下

さい。

 

 

[訳者補足]

 1.RF Micro Devicesの会社概要について

      http://www.internix.co.jp/products/rfmd/index.htmlより抜粋

     会社名, RFマイクロデバイス社. 本社所在地, 米国 ノースカロライナ州

   グリーンズボロ市. 設立, 1991年. 売上, 1023M USドル. 従業員数, 

   4000名. 主要製品, 高周波用製品. 

 2.export-controlledについて

   ハイフンは複数の単語又は句をつなげて、一つの形容詞、名詞、動詞のよ

   うにして使う。ここでは、輸出(exort)と規制する(control)を組み合わせ

   て’輸出を規制する’と言う動詞が作られている。

 

[原文]North Calorina